【デスエンドリクエスト2】続編は進化ではなく劣化!クリア後の評価・感想まとめ

今回は、デスエンドリクエスト2の「クリア後の評価・感想」をまとめています。

デスエンドリクエストの続編として発売された本作ですが、前作よりも劣化した部分が目立っています。

良い部分も書きますが、大半は批判的な内容になるのでご了承ください。

【デスエンドリクエスト】クリア後の評価・感想・レビュー

ストーリーは前作以上に雑

デスエンドリクエスト2の舞台は、ゲームの中ではなく「リズショアラ」という町。

この町の孤児院「ワーズワース」に、父親殺しの13歳の女の子「東山まい」がやって来ます。

冒頭から、まいが父親殺しをするシーンが描かれており、かなり本作の雰囲気に引き込まれました。

この時点では、前作以上の期待値を持った人も多かったでしょうね。

その後の流れとしては、「ロット、リリアナ」と24時以降におかしくなる町を探索する夜パートと、寮生たちとコミュニケーションを取れる昼パートの繰り返しです。

昼パートでは、寮生とのコミュニケーションが楽しい部分もありましたが、ボリューム不足が否めません。

数回の会話が各寮生とありますが、どれも微妙なまま終わってしまいますしね。

まいとロットの絡みだけは、いつも面白かったですが。

寮生たちに魅力はあるので、それを活かしきれていないのはもったいないなと。

夜パートでは前作のようにバグのあるマップを探索しつつ、敵と戦っていくという流れでしたが、前作よりもバグアクションの種類も少ない上に、マップは夜なので常に暗く、景色が変わり映えしないのはマイナスです。

「暗い住宅街、暗い湖畔、暗い農村」などを歩いて、適度に敵と戦って行くだけ。

特にストーリーが濃いわけでもなく、少しぼそぼそとした会話があるだけです。

前作のようにバグのある理由も特に語られず、なんとなく探索しているままって感じです。

探索で最も不満な要素である「黒い影」は、青鬼コラボの影響なのか触れたら即ゲームオーバーです。

対処法がただ逃げるだけなので、何度も何度も無駄に道を戻ることになり、テンポを著しく悪くしています。

しかも、この黒い影の正体は最後まで明らかにされません。

ボス戦では関係者が敵になったり、殺されたりするので、デスエンドリクエストの良さは出ていましたが、ボスごとのバッドエンドが必ずしもある訳では無いので、ここも前作に見劣りするなと感じました。

まいが誰が殺されるかをネタバレするような演出もありましたが、これは正直要らないなと。

前作と繋がっているストーリーなので、前作経験者には楽しめる部分もあったのは事実ですが。

むしろ、前作を知らないと「???」になる部分は多いので、未経験者は余計にストーリー評価は低いでしょうね。

エンディングに関しては、前作みたいに変な条件もなくトゥルーエンドに入れたのは高評価。

EXエンディングでは、続編が出ることを匂わしていましたが、この出来では購買意欲は湧きません。

 

簡単すぎる戦闘とパーティの少なさ

本作の戦闘は、基本的には前作と同様のシステムです。

弱点を突いて、ノックバグの跳ね返りダメージやグリッジスタイルで倒すという感じ。

前作はキャラごとに使える属性が絞られており、相手によって変えていくことで有利に戦いを進められる感じだったので、全キャラに活躍の機会が与えられていました。

しかし、本作はメイン3人がどの相手の弱点も突けるため、他キャラの出番がほぼありません。

実は前作のキャラが全員使えるのですが、こいつらは完全に空気です。

前作のキャラが使える理由というのも、しいながキャラデータをくれたからという理由なので、本人たちが参戦するわけでは無いからです。どうして、そのキャラデータが使えるのかも謎ですし。

キャンプにも参加しませんし、ストーリーで関わるキャラも1週につき1人です。

しかも、加入時はLv20と主人公たちより圧倒的に弱い状態なので、使わないままクリアすることに。

メイン3人で苦も無く戦って行けますし、前作のキャラは全く必要ないと言えます。

恐らく、前作のデータをそのまま使いまわしただけなので、「前作キャラが全員使えれば喜ぶだろ」と言った感じで適当にいれただけだと推測されます。

技の演出に関しては前作から進歩もなく、相変わらず効果音がどれもしょぼい。

爆発しているのに無音とか、やる気が無いにも程があります。

そして、戦闘難易度はLvが簡単に上がりすぎるため、ノーマル以下ではかなりのヌルゲーです。

Lvが上がりやすい上に、フィールドバグの効果がメリットだらけで、圧倒的に自分たちが有利なだけ。

本作のことを考えると、前作はまだ戦闘のバランスがマシだったなと感じました。

バッドエンドの数が激減している

デスエンドリクエストの最大の売りと言えるのは、間違いなくバッドエンドでしょう。

前作は少しでも選択や行動を誤れば、簡単にバッドエンドに到達しました。

バッドエンド後はゲームオーバーになるため、緊張感もプラスされていましたね。

【デス エンド リクエスト】バッドエンド(ゲームオーバー)発生条件一覧

しかし、前作のバッドエンド数は28個あるのにも関わらず、本作はバッドエンド数が8つしかありません!

しかも、バッドエンドになったとしても最後の選択肢まで戻れるので、特に緊張感もないんですよね(^-^;

安心してバッドエンドを選べるのはメリットかもですが、そもそもバッドエンド数が少ないので、この救済措置自体があまり意味をなさない感じですね。

バッドエンドが少なかった代わりに、シナリオ上で残酷なシーンを見ることは前作より多めでした。

特に前作ヒロインのしいなが、バラバラにされてしまうのはトラウマになります。

寮生が死ぬことも多かったですが、掘り下げが足りないのでそこまで感情移入はしにくいです。

まとめ

前作キャラが使えることで、どう絡んでくるのか楽しみにして買った自分ですが、あまりにも扱いが悪いことでガッカリしたままクリアしてしまいました。

戦闘もつまらないままで、楽しめる部分はほとんどなく、買って損をしたゲームなのは間違い無し。

これから買おうと思っていた方は、当記事を参考に買うかどうかを存分に迷ってくださいね(^-^;